事業計画書を金融機関に提出するとき、多くの経営者は売上予測の精度を上げることに時間をかけます。でも金融機関の担当者が最初に確認するのは、「この会社は本当に返せるか」という一点です。売上予測より先に、返済原資の根拠を固める必要があります。
担当者が最初に見る3つの数字 ¶
営業キャッシュフロー、既存借入の返済額、固定費比率。この3つが計画書の中で根拠を持って示されていれば、売上予測が多少強気でも話を聞いてもらえます。逆に、売上予測だけ細かくて返済原資の説明がない計画書は、担当者の印象が悪い。最初のページに、この3つの数字を置くことをお勧めします。
売上予測の根拠の作り方 ¶
「来期は売上を20%増やす」という目標を書くだけでは不十分です。その根拠として、「どの顧客から、どれだけの受注が見込めるか」を積み上げる必要があります。既存顧客の継続率、新規顧客の獲得見込み数、単価の変動。この3つを分けて書くと、担当者は「この数字はどこから来ているか」を確認できます。根拠のない楽観的な予測より、保守的でも根拠のある予測のほうが信頼されます。
固定費と変動費を分けて書く ¶
損益計算書を固定費と変動費に分けて書き直すことで、売上が下がったときの耐性が見えます。売上が2割落ちたとき、固定費をどこまで下げられるか。この質問に答えられる計画書は、担当者の安心感が違います。人件費の中でも、正社員とパートタイムを分けて書くと、柔軟性が伝わります。
計画書の構成順序 ¶
多くの計画書は「会社概要→事業内容→市場分析→売上計画→収支計画」という順序で書かれています。でも金融機関向けには、「返済計画→収支計画→売上計画の根拠→事業内容」という逆順のほうが読まれやすい。担当者が知りたいことを最初に置く、という原則です。
提出前に確認するチェックリスト ¶
計画書を提出する前に、営業キャッシュフローの計算が正しいか、既存借入の返済スケジュールが反映されているか、固定費の内訳が書かれているか、売上予測の根拠が積み上げ式になっているか、この4点を確認してください。Zelprix Mirxの事業計画書作成支援では、3回のセッションでこれらを一緒に組み立てます。
事業計画書作成支援は200,000円(税別)、3回のセッションで完結します。金融機関への提出が決まっている方は、早めにご連絡ください。初回相談は30分、無料です。